うたかたの日々 | 23:00 |
我が家の愛犬、バセットハウンドのルイが天国に行って、
今日でちょうど1年です。
(参照・・・ 2007/11/01 Diary 「愛犬の死」 )
あの日々は本当にあったのか、
もしかしたら、ただの夢だったのかも・・・。
そんな風にも思える うたかたの日々。
今日は朝から普通に街を歩いて、人と会って、食事して笑って。
でもふと思い出してしまいます。
あれから1年。
ルイちゃん、
今はどうしてるの?
もぅ息は苦しくないでしょ?
おじいちゃんと毎日お散歩してるの?
リキちゃん(前のイヌ)と仲良くしてる?
かわいいルイ子。
勝手気ままな王子様。
我が家のボンボン。
どうしているの?
今はどうしているの?
1年。
やっぱり信じられません。
あの子を、こんな風に過去のものとして思い出す日がくるなんて。
もぅ1年が経ったなんて。
まだ1年しか経っていないなんて。
ずっと泣かずに来たのに、やっぱりダメ。
今日を泣かずに過ごす事なんて、
やっぱりできないみたい。
ルイ子、かわいいルイちゃん。
もう一度、やわらかい毛をなでて、
ぎゅーってしたい。
もう一度でいいのに。
こうやってPCに向かっていると、
私とルイの「おやすみのセレモニー」を思い出します
深夜のこと。
ソファーで寝ていたルイは、
唐突に起き上がり、私の足元までやってきます。
私の膝の上にアゴをトンッと乗せて、
そのままジーッと私を見上ます。
おもむろに向きを変えてドアの前へ。
そこでチラッとこちらに目をやり、
また私をジーッと見つめて「何か」をアピール(笑)
私はもぅ少しそばにいてほしくて、
その「何か」に気づかないふりをして「なーに?」と・・・。
「わかってるでしょ!」という顔で、ルイは同じ事を繰り返します。
何度も、何度も。
アゴ乗せ、ドアの前で振返りチラ見、アゴ乗せ・・・
とうとうシビレを切らして、
最後には手でトントンと私の足を叩きます。
これが、
「ねー!ドアあけてよ、おねーちゃん。」の合図。
お利口な子だったのです。
「わかった、わかった。ちょっと待っててね。」
私は渋々と立ち上がって、
ドアの所にいるルイ子に近づきます。
ゆっくりとしっぽを振って、真っ直ぐに見上げる目。
ギューッと抱きしめて 「おやすみ」 と言い、
ドアを開けてあげると、
ルイはゆっくりと両親の眠る和室に向かいました。
それが私の1日の終り
そんなルイを見送ることが
私の何年にもわたる日課でした。
いまは、
毎日がルイを見送った後の時間です。
ルイちゃん。
かわいいルイ子。
どうしてこんなに寂しいのでしょう。
全てが中途半端な最近の私。
本当は、
今こそあの子にここにいて欲しいのです。